ITパスポート|サービスマネジメント 問8
ある組織では、IT 資産を管理しているグループが、共有ディスクの使用量を月次でチェックし、容量が不足しそうなときは、不要なファイルを消すよう呼び掛けたり、すぐに使わないファイルを別のメディアに退避したりして、容量が不足することを回避する対応を行っている。共有ディスクの増設の対応は、年単位で計画して実施している。ある日、共有ディスクの使用量が上限に達し、組織の業務に支障が出る事象が発生した。この事象への対応を、インシデント管理、問題管理、サービスマネジメントシステムの改善に分けて考えるとき、サービスマネジメントシステムの改善として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a
- 共有ディスクの使用量が大きいファイルを調べ、当面の業務に使用しないものを一時的に別のストレージに移動する。
- b
- 共有ディスクの使用量が上限に達した原因を特定し、再発防止策を検討する。
- c
- 共有ディスクの使用量をタイムリーに把握し、容量不足の兆候を早期に検知できるようにする。
- d
- すぐに共有ディスクの増設の手続を進める。
正解:ウ
解説
インシデント管理は目の前の業務をすぐ回復させること、問題管理は原因を突き止めて再発を防ぐこと、サービスマネジメントシステムの改善は管理の仕組みそのものを良くすることです。
- a
- 当面の業務を回復させるための応急対応なので、インシデント管理です。
- b
- 原因の特定と再発防止策の検討なので、問題管理です。
- c
- サービスマネジメントシステムの改善。月次のチェックでは気づくのが遅れたため、使用量を把握する仕組みそのものを改善しています。
- d
- すぐに容量を増やして業務への支障を解消する対応なので、インシデント管理(または問題への個別の対処)に当たります。管理の仕組みの改善ではありません。
- ウ 正解。サービスマネジメントシステムの改善に当たるのは c だけです。
出典:令和8年度 ITパスポート試験 公開問題 問48(読点「,」を「、」に改変)